工化1期 板谷謹悟氏 春の叙勲で瑞宝中綬章受章

同窓会事務局あてに嬉しい知らせが届きました。

4月に「春の叙勲」で、教育研究で功労のあった東北大学名誉教授の工化1期 板谷謹悟さんが瑞宝中綬章を受章されました。

板谷さんの研究業績は、以下のとおりです。

電極表面科学、表面・界面化学及び電気化学の分野において、多くの電極反応の研究に従事し、固体表面が液体と接する「固―液界面」において、固体表面を原子レベルで観察することができる液体中電気化学STM装置を発明した。

「固―液界面」が電気化学、燃料電池、触媒化学、分子吸着、表面処理、分子素子、更には、生体物質等の研究に分子レベルの情報を提供する強力な手法を提供しただけでなく、「固―液界面」の新たな地平線を開拓し、表面・界面科学の発展の大きな原動力と成っている。

さらに世界で初めて液中で原子段差を鮮明にとらえる光学顕微鏡(レーザー共焦点微分干渉顕微鏡:LCM-DIM)の開発に最近成功しており、世界トップレベルのナノテクノロジー研究を強力に推進し多大な業績を挙げた。

また、文部科学省の国立高等専門学校機構部会臨時委員を長年務め、高専1期卒業生としての立場から、工業高等専門学校の発展・拡充に大きな役割を果たした。

板谷氏 板谷氏2


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